アミノ酸については、高校時代から学んできていると思います。覚えていますか?
この講義では過去学んだ(はず)のことを思い出して復習しつつ、時折新しい概念にふれながら、アミノ酸の世界を少し拡げられるような講義を目指します。「アミノ酸の性質・代謝」の両輪を自分のものにしましょう!
講義の内容です
1. どうしてアミノ酸の勉強をするのか
2. アミノ酸の定義と性質(両性イオンとして)
3. どんなアミノ酸があるのか
4. 例題を解きます
2. 等電点を求めるための式の変換、自力でできましたか。
講義中に出た式から、等電点を求めます。
K1 = ([A] [H+] / [A+])
K2 = ([A−] [H+] / [A])
[A+] = [A−] より
K1× K2 = ([A] [H+] × [A−] [H+] / [A+] × [A])
= ([H+])2
[H+] = √ (K1× K2) =√ (10 -2.3 × 10 -9.7)
= √(10-12) = 10-6 M
pH ( = pI )は6.0 になりました