Drug development (2015.1.15)

ずばり「薬の開発」というタイトルです。

薬学部に進学したみなさんの多くは、将来、何らかの形で「薬の開発」に関わることでしょう。基礎研究、製剤への最適化、臨床試験、申請などなど、この部分は多種多様な内容を含んでいます。

 

実はこの部分をまともに担当するのは初めてで、こんなに多様な背景のある内容のどの部分を取り上げたらいいのやら、少々悩みました。講義では、教科書の内容に加え、Nature Review in Drug Discoveryから2報を取り上げ、新薬開発の効率化に人々が悩んでいる様を伝えようと思います。

How were new medicines discovered?

Nat Rev Drug Discov. 2011 Jun 24;10(7):507-19.

The discovery of first-in-class drugs: origins and evolution.

Nat Rev Drug Discov. 2014 Aug;13(8):577-87.

 

最後にメディカル朝日7月号にも取り上げられた、フィンゴリモド(FTY720)の数奇な開発の経緯をご紹介します。

 

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前回の講義が終わって1ヶ月近く経過し、試験間近となりました。私の部分のポイントは1/15の講義で伝えたとおりです。アミノ酸と糖の構造を中心に復習してください。バイオサイエンスの基礎(特に I )の構成上、多岐にわたる設問を一度に解答することになります。要領よく、そして体調にも留意して準備してください。

 

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